Eurovision steadicam Azerbaijan – YouTube
こんにちは。この間YahooニュースでEuroVisionで政治問題が云々というのを見て、「ユーロビジョンと言えばステディカム!」と勝手に思っておりました。
政治的なことはどうでも良いんだけど、欧州音楽祭って見て「あぁユーロビジョンか」って思ったし、ユーロビジョンって浮かんだ途端に「セグウェイとステディカムか」って思ったよ。カメラマンの方々には分かる人も居るかと。
— 若いおじさん (@aishite_watashi) May 16, 2016
ステディカム(スタビライザー)
さて映像制作に携わっている方々にしか聞き慣れない「ステディカム」というワードですが、ざっくり言うと映像のブレを軽減する特殊機材です。日本のドラマ・映画・もちろん音楽番組でも使われています。
この機材は専門のオペレーターが海外には居て、日本にもごくわずかながらそういうオペレーターも存在しています。が、その筋の方曰く日本のステディカムオペレートはまだまだだと言うことです。実際、ドラマの中のステディショットを見ても縦軸の揺れはなくても横にはゆらゆらだったりします。そうしてるのかもしれませんが。
私がカメラマンしてた時、ここまで大きいものは使っていませんでしたがフライカムC5というものすごく小さいスタビライザーは使っていました。まともに使えるようになるまでものすごく時間がかかりました。今も所有していますが、今使えと言われたら多分もうまともに使えないと思います。。1年以上使ってませんから。
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美しいステディカムオペレート
さてそんなステディカムですが、自分がスタビライザーを使い始めた頃同業の方から教えてもらったのは「とにかくステディカムを使っている人の映像を見ること」でした。
そんなのどこにあるんじゃとYoutubeを彷徨っていたら当時見つけたのはこの動画。
セグウェイという物もなんだかこの頃から世で騒がれ始めたと思います。すごいですよね~。オペレーターの肩が全然動いてませんもんね。そりゃブレもしないわって当時思いました。
後ろを走っているのは多分フォーカスマン?全然モニター見てないけどバリバリフォーカス合ってます。素晴らしい。
たくさん見よう!
カメラマンじゃない人もカメラマンの動きを見て引き込まれたのではないでしょうか(笑)さぁどんどん見ましょう。こんな風に撮ってます。
ユーロビジョンのオペレートはすごく上手です。海外のほうがこういう特殊機材の使用は積極的なので上手なようです。ワイヤーカムもフツーに使っているので。
見てて思ったんですけどカット割をACが持ってませんよね..。※1
カット覚えてるっぽいですね..。
これめっちゃホット..今年2016年のもののようです。
ズームしてもペデスタルのような安定感です。
ステディ以外の動きも合わせてどうぞ!
アス比おかしいけどどうぞ。カメラマンの影な感じがかっこ良い。
まとめ
今回はユーロビジョン縛り(本当にユーロビジョンの演出も大好きなんです私)で映像をまとめましたが、適当にYoutubeを漁ってみるとユーロビジョンではなくオペレートしている風景の動画がビハインドシーン的な感じで沢山あります。スタビライザーの上達・うまくなる方法としてはこういう映像を見るのは効果的だと思います。
あと最後に貼ったアス比おかしい動画は曲も気に入ったのでOA映像も落ちてたので載っけてみますね。アーチストがものすごい表現力..日本にはなかなか居ませんよね。撮っていて気持ちよさそうです。Loreenさんという方のEuphoriaという曲だそうです。
※1 どうやら「CUE-PILOT」という自動スイッチングのソフトウェアがあるようで、これ一本でタリーもリターンも使えるようです。 こちらの動画を見て頂ければよく分かるかと思います。この辺りにカット割りを持っていない理由もありそうです。
X Factor DK – Mads Christian – Stitches on Vimeo