通信制高校とは実際、どんなところか。通信制高校に通っていた話

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こんにちは。

通信制高校の生徒だった私。最近はカドカワが通信制高校を開設したりして通信制を選ぶ中学生・全日制を中退した高校生が大勢いるかと思います。

通信制高校生の視点で今回の記事を書いていきます。

ちなみに角川の通信制高校のキャッチで「ふつうの高校生になって将来どうするの?」

というのがありますが、個人的には高校の時くらい普通の高校生やってたほうが後々幸せなんじゃないかなって思います。個人的にね。

ここで書く通信制高校とは単位制普通科を設置している私立の通信制高校です。

内容が全ての通信制高校に共通しているとは限りませんのであしからず。

・生徒はどんな人達?

通信制高校と聞くと一般的にはやんちゃな生徒が多いように思われているかと思います。

実際間違いではありませんが、そんな人達ばかりではありません。基本的には以下の4つに分類されると思います。

・全日制高校を受験させても合格しないことがほぼ確定しているために中学校が通信制に押し込んだ人(少しやんちゃな方々がここに分類)

・いじめ、虐待、その他精神的に不安定か身体的な理由で全日制に通うことが出来ない人(私はここに分類されます)

・働きながら高校に通いたいと思って来ている人(これが本来の通信制高校に入るべき人なのかなとも思います。私も働きながらでした。あとは芸能関係の職についている生徒も多数居ます。テレビに出ているような人も生徒だったり)

・全日制に通っていたものの、何らかの理由で編入してきた人達

以上の4つです。他にも有るかもしれませんが、知っている範囲ではこの程度です。

通信制の生徒は全日制に通っている人達よりも一癖も二癖もある人が多く居ます。だから悪い人という訳ではありませんが、独特の距離感を保たないとトラブルの元となります。

つまり、友達は頑張り次第で作れます。

・卒業は難しいの?

私が通信制高校に入学した理由は、精神的な不調と離婚して母子家庭になって経済的に不安定となって働く必要があったからですが、それでもやはり中学校の担任と周りの先生方全員が口を揃えて「3年で卒業するのは難しいよ」と言っていました。

実際通信制高校に通ってみて自分が思ったのは、卒業するのは何ら難しいことではない言う事。

では何故中学校の先生達は卒業が難しいといったのでしょうか。それはやはり通信制高校に進路を決定する生徒の多くがやんちゃな子が多いからです。

どういう事かというと、そういう子たちは自分一人で勉強を進める・課題を提出するというような”当たり前”の事が出来ない場合が多いからです。

逆に言えば、現在中学校に通われている方が通信制高校を目指そうとする場合

・提出物の期限が守れる

・他人に頼らず宿題ができる

・親に起こされなくても朝起きられる

ごくごく当たり前のこの行動が出来れば、おそらく難しい事ではありません。

・単位を取るために必要な事は?

通信制高校には全日制のような授業は殆どありません。

主に単位を取得するためにすることは

 1.決められた期日までにレポート(大学生の書くようなものではなくワークブックです)を完成させ提出する

2.科目ごとにスクーリングがあるので決められた時間分のスクーリングに参加する

3.学期ごとに行われるテストで合格点を取る

この3点です。

まず①のレポートですが、ここでつまづく生徒は多いです。

入学後初めてのレポート提出で既につまづいてそのまま高校をフェードアウトしていく生徒も多数います。

しかし恐れることはありません。数学等は自分で計算する必要がありますが、基本的には教科書を見ながら一人で進めていく事が可能な問題ばかりです。

提出物の期限が守れる、自分一人で宿題が出来る、というのはここで重要となります。

②のスクーリング(面接授業)は科目ごとに様々な授業が用意されています。

例えば英語科であれば、流行りの映画の鑑賞。勿論見るだけでなく、ワークシートが配られて映画の内容に合わせて数十問の問題が出されます。

体育であれば、運動が出来る出来ないに関わらず参加する必要が有ることを考慮して、参加しやすいウォーキング等が設定されています。

また夏と冬に集中スクーリングが行われます。提携の専門学校等の校舎を借りてクラスごとに普通の授業を行います。

単位取得のために必要なスクーリング時間数は決まっているので、自分で何時間分参加したかを管理する必要はありますが、忘れてしまえば担任の先生が教えてくれます。

スクーリングに遅れると基本的にはその場で特別指導、家に帰されます。ここでもやはり自己管理が出来ないと厳しいでしょう。

③のテスト、これは全日制と違い一つの学期で複数回テストが有るわけでなく、年2回でした。

1回のテストが大体2日~3日掛けて行われます。

ただしこれは学校によってまちまちかと思います。通信制ということを考えると何回もテストをするわけにはいかないので基本そんなに多くはないと思います。

・行事はあるの?

私の通っていた通信制高校に行事は複数ありました

行事で定番の文化祭、体育祭はありませんが野球大会、入学卒業の時期は入学or卒業を祝う会..みたいなものもありました。

どれも任意の参加なので強制ではありませんが、参加すれば何からのスクーリング時間数になる場合が多くあります。

入学式と卒業式も存在しますが、入学式はものすごい人の数なのに対して卒業式は明らかに会場も小さい場所で、こじんまりと卒業式を行います。やはり途中でフェードアウトする生徒が多いのでしょう。

文化祭は外部から人が寄ってくるわけでもなく、一部の有志が集まって飲食系のお店を校舎で出している程度です。それに合わせて入学相談なんかも行われます。

むしろ、入学相談のおまけに文化祭というレベルです。

・部活動はあるの?

私の通っていた通信制高校にはありました。私立だったため、部活動だけでなく学校として特色を持たせるためのボーカル専攻、声優専攻..なんていうのもありました。

ちなみに言うと、生徒会も存在していました。生徒会とは名ばかりで基本は校舎の掃除をしています。

行事が有る際は色々と決め事をしますが、やはり通信制の生徒。クセのある人が多いため話し合いにならず、常に先生が会議に参加。自立した活動とはなっていません。

・学校全体と雰囲気は?

これはもう普通の、本当に普通の人が入学式に行くだけで「すごい学校に入学してしまったな」と感じるでしょう。

基本的に式典の最中だろうが、そこで校長がありがたいお話をしていようが、年数回のスクーリングだろうが、うるさい賑やかです。

スクーリング(特に集中スクーリング)となると、狭い場所に2日とか3日間一緒に授業するわけですから、まともに授業を受けたい人には非常につらいものとなります。授業受ける気がないなら黙っててよ(怒)

先生方はびっくりするくらい優しい先生ばかりです。先生達と会う機会は通信制では少ないですが、仲良くなると人との関わりが少ない通信制高校でも、高校生をやっている気分に浸れます。

・校則はあるの?

私の通っていた通信制高校にはありませんでした。

ただし”指導の対象となる基準”は存在します。つまりどういう事かというと、法に触れることをした場合です。喫煙とか、飲酒が発覚した場合です。

通信制高校には明らかに喫煙している人が大勢居ます。ので、特別指導は日常茶飯事です。

今はTwitterもありますし、安易なツイートをすれば生徒の誰かが学校にチクるでしょう。

通信制高校って楽しい?

全く楽しくないです。高卒資格を取れる場所程度に思っておきましょう。

何らかの理由があって通信制高校を選ぶ訳ですが、全日制に通った方が(一生ものの)友達も沢山出来ますし、行事も楽しいです。多分。

自分が精神疾患を患っているためかもしれませんが、常々”さびしい”というワードが脳内を支配していました。通信制で友達を作るのは頑張らないと出来ないことです。

 ・公立と私立ならどちらの通信制が良い?

私立です。理由は簡単。面倒見が良いからです

私の場合は家の所得が低かったため、私立の高校でも公立の高校と変わらない程度に学費を抑えられるよう県から補助が出ていました。加えて、公立の通信制高校が家からとんでもなく遠く、スクーリングで通うのは無理だと判断したからです。

・まとめ

出来ることならば、全日制の高校に通いましょう。そのほうが後々後悔しないと思います。

でも選択として通信制高校を選ぶこともまた、アリだと思います。高校を卒業しないと今の御時世、人として認めてくれない場面が多々あるので。

通信制高校は全日制より遥かに自由な時間が多く確保できます。

心にキズを負っている人なら通信制高校で休養しながら学ぶことは良い選択だと思います。

この記事が読んでくださった誰かのお役に立てたら幸いです。

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